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甲州印伝
鹿革の加工品には悠久の歴史があり古くはシルクロードを辿ってつたわったものが正倉院に納められています。 その後時代とともに加工の仕方や使い道に変遷があり、現在の印伝のスタイルが確立したのは江戸時代中期のことです。 外国人からもたらされたものが幕府に上納され、その華やかなる彩色に魅了され製作法を模索した結果のものでした。 外来起源ということで「いんであ革」などと呼ばれたのが「印伝」の語源であると云われます。 鹿革の柔らかさ、丈夫さ、軽さなど素材の機能的な部分と漆によるこまやかな柄出しのコラボレーションで生まれる代表的な伝統工芸です